
観光の1日は、たいてい150MB〜300MBに収まります。内訳はざっくり、マップに50MB、メッセージと写真に100MB、そこに軽いブラウジングが乗る程度です。増やすのは動画で、SNSのスクロール1時間で約600MB、HDストリーミングなら約1.5GBが加わります。旅行者2人の1日が10倍違うのはこのためです。
多くの人は、旅行のデータ量を数字ではなく不安で決めています。そして実際の数字は、その不安よりずっと小さいのです。海外で一番頼るアプリ、つまりマップ、翻訳、メッセージは、スマートフォンの中でも特に軽い部類に入ります。ここでは旅の1日が実際に何MB使うのかをひとつずつ数え、200MBの1日をいつの間にか2GBに変えてしまう3つの習慣を紹介します。
ごく普通の観光の1日を思い浮かべてください。ホテルから旧市街へのナビで1〜3MB。家族へのボイスメッセージは1MB未満。カメラでメニューを翻訳して約1MB。タクシーアプリの1回の乗車で1〜2MB、ランチの店のレビュー確認で2〜3MB、搭乗券や列車の時刻表の更新はほとんど数字に表れません。12分のポッドキャストでさえ7〜14MBです。一日中裏で動いているメッセージのやり取りを合わせても、丸1日移動して観光するのに必要な分は合計で100MBに遠く届きません。
合計を動かすのはメディアです。写真ひとまとまりのクラウドバックアップで15〜45MB。家族とのビデオ通話は1分あたり5〜13MB。そして最大の要因がフィードです。SNSのスクロール1時間は約600MB。手の中で自動再生されているのは、実のところ動画だからです。
| アクティビティ | おおよそのデータ消費 |
|---|---|
| マップとナビ(終日) | 約50MB/日 |
| カメラでのメニューや標識の翻訳 | 約1MB/メニュー、多用しても約100MB/日 |
| メッセージ、写真、ボイスメッセージ | 約100〜150MB/日 |
| 音楽ストリーミング | 約60MB/時 |
| SNSフィードのスクロール | 約600MB/時 |
| HD動画のストリーミング | 約1.5GB/時 |
| ノートパソコンで仕事をする日のホットスポット | 数GB/日 |

パック型のプランなら計算は単純です。マップとメッセージ中心の旅行者は2週間で3〜5GBに余裕をもって収まり、投稿もスクロールもする普通の観光客は8〜10GB前後、ストリーミングやテザリングをする人は大容量か使い放題を検討しましょう。使用量をこまめに確認すれば、見積もりが正しかったかは3日目には分かります。
1日ごとの数字がこれほど重要なのは、プランでは事前に推測するしかないからです。従量課金の残高なら推測は要りません。データは各国の公表レートに従い、プリペイド残高からMB単位で引かれるので、200MBの1日の支払いは2GBの1日のほんの一部で済みます。使用量が少なく読めない旅こそ、従量制が輝く場面です。逆に、多くて予測できる使い方なら固定パックが有利です。GB単価が安いからです。
徒歩と公共交通のナビをフルに使った1日で50MB前後、事前にオフラインマップをダウンロードしておけばさらに少なくなります。海外で使うアプリの中でも特に軽い部類です。
カメラ翻訳はメニューや標識1つにつき約1MBです。一日中頼っても100MBを超えることはめったにないので、遠慮なく翻訳してください。
ほぼ間違いなく動画です。自動再生されるSNSフィード、HDストリーミング、あるいはモバイル回線での写真ライブラリのバックアップが原因です。観光そのものが300MBを超えることはめったにありません。
ナビとメッセージ中心でスクロールはWi-Fiで、という人は3〜5GB、普通に投稿や閲覧をするなら8〜10GB、ストリーミングやテザリングをするならそれ以上です。あるいは従量制の残高を使えば、見積もり自体が不要になります。
画質にもよりますが1分あたり5〜13MBほどです。毎晩10分のビデオ通話を2週間続けると、およそ1〜4GBの上乗せになります。音声のみの通話ならその10分の1です。