
ケープタウンかヨハネスブルグでの都市滞在とクルーガーまたは私営保護区でのサファリを組み合わせた1〜2週間の旅なら、目安は5〜6GBです。写真や動画をこまめにアップロードするならもっと必要になります。都市部とガーデンルート沿いは電波が強く、保護区の奥に入ると不安定になります。
南アフリカには、まったく性格の異なる3つの旅が1つの国に詰まっています。ケープタウンではテーブルマウンテンやケープ半島、少し足を延ばせばワイナリー地帯もある、コンパクトで通信環境の良い周遊コース。ヨハネスブルグとプレトリアでは都市観光に加え、人類のゆりかごやソウェトの歴史巡りが楽しめます。そしてクルーガー国立公園や私営保護区でのサファリは、これらとはまったく違う世界、その日いちばん大事なのはスマホではなく野生動物を見つけることです。必要なデータ量や電波の安定度は、この3つのうちどれをどれくらいの期間するかで大きく変わります。それぞれについて、現実的なプランを紹介します。
普段のプランでローミングする、現地SIMを買う、出発前に旅行用eSIMを入れておく、この3つのうち南アフリカでは利便性の面でeSIMが明らかに有利です。ローミングは3つの中で圧倒的に高額になりがちです。Vodacom、MTN、Cell C、Telkomの現地SIMは1GBあたりの価格は安いものの、プリペイドを含め国内で販売されるすべてのSIMは通信傍受規制法(RICA)のもとで登録が義務付けられており、有効化の前にパスポートと滞在先の証明を提示する必要があります。South African Tourismの公式案内でも、ホテルやB&Bの予約確認書がその証明として使えると案内されていますが、それでも窓口での手続きが必要で、有効化まで最大24時間かかることがあります。旅行用eSIMは自宅のWi-Fiで事前にインストールでき、普段の番号も通話やSMS用にそのまま使え、現地SIMと同じ提携ネットワークにつながります。比較検討中ならeSIMと現地SIM、ローミングの比較もご覧ください。
空港のカウンターで物理SIMを買うつもりですか? RICA登録ではパスポートと南アフリカの滞在先の証明(ホテルの予約確認書で足りることがほとんどです)の提示が有効化の前に必要で、手続きが完了するまで最大24時間かかることがあります。旅行用eSIMならこの手順そのものが不要です。対面での本人確認ではなく、アカウントに紐づいているためです。
南アフリカ旅行でデータを消費する主な要因は3つです。ガーデンルートを自分で運転したり、広範囲に広がるケープタウンやヨハネスブルグで道を確認したりするのに欠かせないGoogleマップ。都市部で広く使われ、日が暮れてから自分で運転する代わりとしても頼りになるUberやBolt。そしてテーブルマウンテンやワイナリー、ビッグファイブを探すゲームドライブの間、普段より多くの写真や動画を撮る人がほとんどだという点です。マップや配車アプリ自体の消費量はわずかですが、サファリでの写真や動画撮影の習慣が、気づかないうちに想定量を押し上げます。
1〜2週間の旅で多くの人が使うデータ量は4GBから10GBの間で、都市・ロードトリップ・サファリの組み合わせ次第で変わります。目安は次の通りです。
| 用途 | おおよそのデータ使用量 |
|---|---|
| マップ・ナビゲーション | 1日あたり約50MB |
| メッセージ+配車アプリ | 1日あたり約100MB |
| SNSの閲覧 | 1時間あたり約600MB |
| HD動画ストリーミング | 1時間あたり約1.5GB |
eSIMは自宅のWi-Fiでインストールしておきましょう。インストールしただけでは有効期限のカウントは始まりません。国際線の多くはヨハネスブルグ郊外のO.R.タンボ国際空港(JNB)に到着し、ダーバン近郊のケープタウン国際空港(CPT)とキングシャカ国際空港(DUR)がその他の直行便の大部分を担っています。入国審査を終えたら、Zwitchyをデータ回線に設定し、そのデータローミングをオンにしてください(これは「eSIMの提携ネットワークを使う」という意味で、普段契約しているキャリアには一切関係ありません)。送迎やレンタカーの受け取りより先にオンラインになれます。容量に迷ったら5〜6GBから始めて、足りなくなったら数秒でチャージできます。
eSIM対応スマホであれば、iPhone XS/XR以降、Google Pixel 3以降、最近のSamsung Galaxyフラッグシップ機種を含め、どれも南アフリカのネットワークで使えます。注意点は2つ、SIMロック解除済みであること、そして設定→一般→情報でEIDが表示されるか事前に確認しておくことです。eSIMは物理SIMと並行して動作するため、多くの旅行者は普段のSIMを通話とSMS用にそのまま残し、モバイルデータだけZwitchyに切り替えて使っています。

通信網は主にVodacomとMTNの2社が中心で、Cell CとTelkomがそれに続きます。ケープタウン、ヨハネスブルグ、プレトリア、ダーバンではどこも高密度で高速な電波が安定しており、ガーデンルート沿いのN2号線もクニスナやプレッテンバーグベイまでずっとつながっているので、都市や海岸沿いの区間ならマップ、配車アプリ、メッセージアプリで困ることはまずありません。ところがクルーガーや私営保護区でのサファリになると状況は一変します。電波はキャンプや保護区のゲート付近に集中し、その間をゲームドライブで移動するとすぐに途切れてしまいます。夜に独自の衛星Wi-Fiを提供するロッジもありますが、実際にブッシュの道を移動中に頼れるのはスマホのデータプランだけなので、ゲームドライブの最中に電波が入ることを当てにしないほうがいいでしょう。
ナミビアやボツワナへとサファリを延長したり、他のアフリカのサファリと比較したりしますか? ナミビア、ボツワナ、そしてケニアのガイドはそれぞれ独自の現地ネットワークで動いているため、国ごとに別のプランが必要です。容量を選ぶ準備はできましたか。
はい、南アフリカ用eSIMは提携ネットワーク上で国内どこでも使えます。唯一の限界は対応エリアそのものです。キャンプの間をゲームドライブで移動している最中は、eSIMかどうかにかかわらずそもそも接続できる電波がありません。
いいえ。パスポートと住所を提示するRICA登録が適用されるのは、対面で購入する南アフリカ発行の現地SIMだけです。旅行用eSIMは出発前にオンラインでインストールと有効化ができ、対面での本人確認は一切必要ありません。
目安は6〜8GBです。ケープタウンでのマップや配車アプリに数GB、残りはサファリで撮る写真や動画に充てるイメージです。
大きな保護区の奥地、キャンプとゲートの間の区間、そしてドラケンスバーグ山脈の一部の人里離れた区間です。ゲームドライブの前にオフライン地図をダウンロードしておき、リアルタイムでの投稿は期待しないでおきましょう。
いいえ。旅行用eSIMは配車アプリに必要なモバイルデータをそのまま提供します。UberやBoltの利用に現地の番号は必要ありません。
SIMロックが解除されていれば、iPhone XS/XR以降、Google Pixel 3以降、最近のSamsung Galaxyフラッグシップ機種を含め、eSIM対応スマホであればどれでも使えます。