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海外でWhatsApp通話はできる?ネット通話がブロックされる国まとめ

海外でWhatsApp通話はできる?ネット通話がブロックされる国まとめ(ヒントの旅行ガイド)
Zwitchyチーム
2026年10月4日に公開

ほとんどの国では、WhatsApp通話はふつうに使えます。大きな例外は、WhatsApp、FaceTime、Viberの通話がブロックされているUAE、WhatsAppそのものが使えない中国、そして2026年2月からWhatsAppを遮断しているロシアです。イランとトルクメニスタンはさらに広く規制しています。サウジアラビアとスーダンはWhatsApp通話をブロックしており、カタールもそうだと報じられています。エジプトは状況がまちまちです。

目次

世界の多くの人にとって、家族や友人に電話するといえばWhatsApp。だからこそ、ドバイのホテルの部屋や北京のタクシーで通話ボタンを押しても、くるくる回るだけで一向につながらないと面食らいます。いい知らせもあります。ほとんどの場所でメッセージは届きますし、世界の大部分では何もブロックされていません。問題は、インターネット通話を制限している一部の国です。理由は地元の電話会社の通話収入を守るためか、より広い検閲の一環かのどちらか。このガイドでは、2026年10月時点でWhatsApp、FaceTimeなどのインターネット通話がどこでブロックされているのか、それぞれの国で何なら使えるのか、到着前にどうやって連絡手段を確保しておくかをまとめます。ルールは変わるもので、ひっそり変わることもあるため、国ごとに情報源へのリンクを載せ、報告が食い違う点も明記しています。

インターネット通話をブロックする国がある理由

主な理由は2つあり、それぞれブロックの仕方が違います。

そのため場所によっては、「WhatsAppは使える?」への答えが2つに分かれます。メッセージは使える、通話は使えない、です。

国別:通話がブロックされている国(2026年10月)

国WhatsAppのメッセージWhatsAppの通話FaceTime代わりに使えることが多いもの
アラブ首長国連邦(UAE)使えるブロックブロックBotim、Microsoft Teams、Zoom、Google Meetなどの認可アプリ
中国ブロックブロック1対1のビデオ通話はたいてい使える。音声通話、グループ通話、リンクは使えないWeChat
ロシア2026年2月からブロックブロック2025年12月からブロック通常の電話
イランブロックブロック不安定通常の電話。外国のアプリの多くはブロック
トルクメニスタンブロックブロック不安定通常の電話
エジプト使える制限あり。一部の回線でときどきつながる不明通常の電話。到着後にアプリを試す
オマーン使える2024年末から多くの人が使えている。公式には未確認不明到着後に試す
カタール使える2019年に解禁。2025年に再びブロックと報道不明到着後に試す
スーダン使える2025年7月からブロック不明通常の電話
サウジアラビア使える2025年にブロックと報道使えるFaceTimeかほかの認可アプリ
モロッコ使える2016年末から使える使える回避策は不要

この表では、旅行者からの質問がとくに多いWhatsAppとFaceTimeの2つを取り上げています。「不明」としたのは、どちらとも判断できる信頼性の高い最近の情報源が見つからなかった箇所です。この表にない国なら、WhatsApp通話はおおむね使えます。

ドバイ・マリーナ。UAEではWhatsAppのメッセージやボイスメッセージは届きますが、通話ボタンは使えません。

アラブ首長国連邦(UAE)

旅行者がこの問題に最初にぶつかるのは、たいていUAEです。WhatsAppの通話は、アプリに通話機能が加わった直後から(音声通話は2015年、ビデオ通話は2016年)ブロックされており、FaceTimeとViberの通話は2013年からブロックされています。WhatsAppのメッセージ、写真、ボイスメッセージは使えます。禁止解除の話が出たこともあり、2019年にはUAEの政府関係者の発言もありましたが、それ以来何も変わっていません。

使えるのは、UAEの通信規制当局TDRAが認可したインターネット通話アプリです。2024年2月の時点でこのリストは27アプリに増えており、Microsoft Teams、Zoom、Google Meet、Webexなどが含まれ、Botimもその1つです。使うつもりのアプリが自分の回線で動くかどうかは、必要になる前に確かめておきましょう。通常の電話なら、プランにローミングが含まれていれば自分の番号がそのまま使えます。ただし、UAEからローミングで自国に電話すると高くつくことがあります。

💡

UAEのブロックを回避するためにVPNを使うのはやめましょう。UAEではVPNそのものは違法ではありませんが、無認可の通話サービスにつなぐために使うことは違法行為とみなされます。サイバー犯罪法(2021年連邦政令法第34号)は、犯罪にVPNが使われた場合、最高200万ディルハムの罰金と禁錮刑を科すことを認めています。

データ通信、電波状況、到着時の流れは、ドバイとUAEの通信ガイドで詳しく解説しています。

上海の外灘。中国ではWhatsAppがまるごとブロックされているので、到着前にWeChatを設定しておきましょう。

中国

中国は事情が違います。WhatsAppは通話だけでなくアプリ全体がグレートファイアウォールの向こう側にあり、Google、Telegram、Signalも同じです。日常生活はWeChatで回っていて、メッセージも通話も、ほとんどあらゆる支払いもWeChat。出発前にWeChatをインストールして設定を済ませておくこと、これがいちばん役に立つ準備です。

中国はVPNも制限しています。合法なのは国が認可したサービスだけで、2025年11月には国家安全省がVPNを使って「壁を越える」ことに公に警告を出しました。2026年1月には、回避ツールへの罰則を大幅に重くするサイバー犯罪法の草案も公表されています。必要なデータ量や、何が使えて何が使えないかは中国ガイドで解説しています。

モスクワの赤の広場。ロシアでは2026年2月から、WhatsAppの通話だけでなくメッセージもブロックされています。

ロシア

ロシアは段階的に締め付けを強めてきました。

政府は代わりに国営メッセンジャーのMAXを推しています。ロシアから連絡を取る必要があるなら、通常の電話とSMSを使う前提で準備しておきましょう。

イランとトルクメニスタン

この2か国は、通話どころの話ではありません。イランは2024年12月にWhatsAppの禁止を正式に解除しましたが、つながりにくい状態が続きました。2026年1月にはほぼ全面的なインターネット遮断が起き、2月下旬には戦時措置として2度目の遮断が始まりました。2度目の遮断から88日がたった2026年5月下旬、国際接続は戻りましたが、WhatsApp、Telegram、Instagramはブロックされたままです。トルクメニスタンはWhatsApp、Viber、ほとんどのSNSをブロックし、VPNも積極的に取り締まっています。どちらの国でも、インターネット通話はまったく使えないと考えておきましょう。

カイロの歴史地区。エジプトでは、WhatsApp通話がつながるかどうかが使っている回線次第になることがあります。

エジプト、オマーン、カタール:状況はまちまちで流動的

この3か国は、いちばん判断が難しいところです。公式の立場と実際の体験が一致しないからです。

リヤド。サウジアラビアではFaceTimeなどの認可された通話アプリは使えますが、WhatsApp通話は2025年になってもブロックされていると報じられています。

通話が再び使えるようになった国(一部のみの場合も)

古いリストの中には、何年も前にブロックを解除した国をいまだに載せているものがあります。

ほかにも、通話全体ではなく特定のアプリだけをブロックしている国がいくつかあります。ベトナムは2025年5月にTelegramの禁止を命じました。対象はTelegramだけです。一方スーダンでは、規制当局が2025年7月25日から当面のあいだWhatsAppの音声通話とビデオ通話を制限しています。メッセージは引き続き使えます。

旅行用eSIMならブロックを回避できる?

できる場合もあります。ただ、当てにするより、なぜそうなるのかを理解しておくほうが大事です。

スマホがローミングしているとき、そのデータ通信はたいてい訪問先の国でインターネットに出ていきません。いちばん一般的な方式のホームルーティングでは、訪問先のネットワークが通信をトンネルで送り返し、自国の通信事業者かそのパートナーが運営するゲートウェイから外に出します。ローカルブレイクアウトはいまも一般的ではありません。ある大手旅行用eSIM事業者を対象にした2024年の研究では、その通信が第三国、つまり滞在中の国でも発行元の事業者の本国でもない国のゲートウェイからインターネットに出ていることが多いとわかりました。UAEの通話ブロックや中国のファイアウォールのように訪問先の国の中でかけられるブロックは、別の場所から出ていくローミング通信には及ばないことがよくあります。ただし、プランが現地でブレイクアウトする場合は、現地のブロックがそのままかかります。

とはいえ、保証はありません。各プランの通信がどこでネットワークの外に出るか次第で、それは事業者ごとに違い、変わることもあります。当社のeSIMも含め、どのeSIMであっても、通話をブロックしている国でWhatsApp通話ができるとはお約束できません。これを目的にプランを買うのはやめて、通話アプリに関する現地のルールに従ってください。

通話はブロックされていてもメッセージは使える国なら、テキストやボイスメッセージは届きます。

それでも連絡がつくようにするには

ドバイでWhatsApp通話はできますか?

現地の回線ではできません。UAEではWhatsAppの音声通話とビデオ通話が、FaceTimeやViberの通話とともにブロックされています。WhatsAppのメッセージとボイスメッセージは使えます。通話には、Botim、Microsoft Teams、Zoom、Google Meetなどの認可アプリを使いましょう。

中国でWhatsAppは使えますか?

使えません。中国本土ではWhatsAppがメッセージも含めてブロックされており、Google、Telegram、Signalも同様です。出発前にWeChatをインストールし、制限のないインターネットが使えるうちに設定を済ませておきましょう。

2026年、ロシアでWhatsAppは使えますか?

使えません。ロシアは2025年8月にWhatsApp通話を制限し、2026年2月にアプリ全体をブロックしました。FaceTime通話も2025年12月からブロックされています。通常の電話とSMSは使えます。

エジプトでWhatsApp通話はできますか?

できることもあります。エジプトでは何年も前からインターネット通話が制限されていますが、回線や時間帯によってはWhatsApp通話がつながるので、到着したら試してみてください。メッセージはふつうに使えます。

サウジアラビアでWhatsApp通話はできますか?

できないことが多いです。サウジアラビアは2017年、同国のルールを満たすアプリについてインターネット通話の禁止を解除し、FaceTimeは使えますが、WhatsApp通話は2025年になってもブロックされていると報じられています。メッセージは使えるので、到着したら通話を試し、予備としてFaceTimeかほかの認可アプリを用意しておきましょう。

UAEでWhatsApp通話のためにVPNを使うのは合法ですか?

その目的では合法ではありません。VPNそのものが全面的に禁止されているわけではありませんが、WhatsApp通話のようなブロックされたサービスにつなぐために使うことは違法行為とみなされ、罰金は最高200万ディルハムに達することがあります。認可された通話アプリを使いましょう。

旅行用eSIMなら、ブロックされている国でもWhatsApp通話ができますか?

できる可能性はありますが、当てにしないでください。ローミングのデータ通信は滞在先の国の外でインターネットに出ることが多く、現地のブロックがかからない場合もありますが、プラン次第です。これを目的にプランを買うのはやめて、通話アプリに関する現地のルールに従ってください。

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