サウジアラビア旅行のeSIMを探しているなら、ZwitchyのサウジアラビアプランはMobilyにつながり、対応エリアでは5Gが使えます。出発前にインストールできるので、現地SIMに必要な指紋登録もいりません。目安は1週間で5GB、ウムラで毎日家族とビデオ通話するなら無制限がおすすめです。WhatsAppの通話は当てにせず、メッセージを使いましょう。
サウジアラビアへの旅は、大きく2つに分かれます。マッカ(メッカ)とマディーナ(メディナ)でのウムラ(小巡礼)に、ジッダ(ジェッダ)での数日を組み合わせる旅。そして、リヤド、ジッダの旧市街、アルウラの砂岩の谷をめぐる観光の旅です。どちらもスマホが欠かせません。巡礼者はNusuk(ヌスク)アプリでウムラやラウダの許可を予約し、礼拝の合間に家族とビデオ通話をします。観光客は地図、配車アプリ、スマホ決済に頼りきりです。このガイドでは、Mobilyの回線がどこまで頼れるか、WhatsApp通話はどうなるのか、現地SIMにはなぜ指紋登録が必要なのか、eビザで何ができるのか、そしてどれくらいのデータを買えばいいのかを解説します。
サウジアラビアでネットにつなぐ3つの方法
要点: 旅行用eSIMは自宅でインストールでき、サウジのSIMに必要なパスポートと指紋の手続きがいりません。
選択肢は、契約中のプランでローミングする、到着後にサウジのSIMを買う、出発前に旅行用eSIMを入れておく、の3つです。ローミングは一番手軽ですが、たいてい一番高くつきます。現地SIMは割安ですが手続きがあり、新しい回線はすべてパスポートで登録し、指紋で本人確認をします(詳しくは後のセクションで)。旅行用eSIMはその中間です。自宅のWi-Fiでインストールしておけば、到着時にMobilyにつながり、普段のSIMはスマホに入れたまま通話や銀行のSMS用に使えます。迷ったらeSIM、現地SIM、ローミングの比較を参考にしてください。
リヤド、ジッダ、アルウラでのMobilyの電波
要点: MobilyはOpensignalの信頼性部門で受賞。アルウラの砂漠に出る前にオフラインマップを入れておきましょう。
ZwitchyのサウジアラビアeSIMは、stc、Zainと並ぶサウジの3大キャリアのひとつ、Mobilyにつながります。対応エリアでは5G、それ以外では4Gです。2025年10月から12月の計測をもとにしたOpensignalの2026年2月のレポートでは、Mobilyが信頼性と品質の安定性の部門で受賞し、速度とカバー率の部門はstcが受賞しました。手動で回線を選ぶ必要はありません。eSIMのデータローミングをオンにすれば、スマホが自動でMobilyにつながります。
事前の準備が大事なのはアルウラです。オアシスの町と、サウジアラビア初のユネスコ世界遺産であるヘグラのナバテア人の墓群は広い砂岩の谷の中にあり、見どころの間の移動は開けた砂漠を通ります。出かける前にアルウラのオフラインマップをダウンロードし、ツアーやホテルの予約確認もスマホに保存しておけば、電波の弱い道でも困りません。
ウムラとハッジ:マッカとマディーナでつながり続けるには
要点: 聖地は4Gと5Gで全域カバー。それでもNusukの許可証は混雑の前に開いておきましょう。
マッカとマディーナは世界でも有数の通信量が集中する場所で、回線もそれに合わせて整備されています。2026年のハッジ(大巡礼)を前に、サウジアラビアの通信規制当局CSTは、マッカ、マディーナ、聖地に5,200基を超える通信塔を配備し、聖地全域を4Gと5Gでカバーしたと発表しました。MobilyとEricssonによると、Mobilyはこのシーズンに向けてマシャーイル地区の5G容量を2倍以上に増強しています。利用量も膨大で、CSTによると2026年のハッジ期間中、マッカと聖地では1人あたり1日平均約1.4GBが使われ、世界平均の2倍を超えました。
2026年のハッジ期間中、マッカと聖地では1人あたり1日平均約1.4GBが使われました。
それでも、聖モスク周辺で礼拝が終わった直後など、大勢の人が一か所に集まる瞬間は、しばらく速度が落ちることを想定しておきましょう。次の習慣が役立ちます。
- Nusukの許可証は、門の前ではなく出発前に開いておく。ハッジ・ウムラ省は、ウムラとアル・ラウダ・アッシャリーファでの礼拝にNusukで予約した許可を求めており、許可証はアプリに表示されます。
- モスクに入る前に、グループで決まった待ち合わせ場所を決めておく。人混みの中で電話や位置情報の共有に頼らずに済みます。
- 日中はメッセージ中心にして、動画や写真のバックアップはホテルのWi-Fiで後から送る。
- モバイルバッテリーを持つ。地図、Nusuk、カメラを1日使うと、バッテリーはすぐに減ります。
注意予約の前にビザを確認しましょう。観光eビザでウムラはできますがハッジはできず、内務省はハッジができるのはハッジビザだけだとしています。ハッジ前後の数週間は規制がさらに厳しくなり、2026年は4月18日から5月31日まで、ウムラの許可発行が停止され、ハッジビザを持たない人はマッカに入れませんでした。旅行する年の日程はNusukアプリで確認してください。
サウジアラビアでWhatsApp通話は使える?
要点: WhatsAppのメッセージは使えますが、通話は承認リスト外。代わりにFaceTimeを使いましょう。
WhatsAppのメッセージ、写真、ボイスメッセージは普通に使えます。問題は通話です。サウジアラビアは2017年9月にインターネット通話の禁止を解除し、基準を満たしたアプリを認めました。FaceTime、Skype、Telegramは承認リストに入りましたが、WhatsAppの通話は外されました。2025年にもブロックされたままだと報じられ、その後に解除が発表された形跡は見つかりませんでした。次のように使い分けましょう。
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| 家族や友人に連絡する | WhatsAppのメッセージとボイスメッセージ(普通に使えます) |
| 日本に電話やビデオ通話をする | FaceTimeなど承認済みのアプリ。初日に試しておく |
| ホテル、ドライバー、ガイドに連絡する | WhatsAppのメッセージ。電話には電話番号が必要で、当社のプランはデータ専用です |
インターネット通話を制限している国とサウジアラビアの比較は、WhatsApp通話のガイドにまとめています。ドバイにも足を延ばすなら、ルールがまた違うのでUAEのガイドも確認してください。
現地SIM:パスポートと指紋による登録
要点: サウジの回線はすべて指紋認証が必要で、stcの旅行者SIMは店舗で開通します。
サウジのSIMは割安ですが、1枚ごとに持ち主がひもづけられます。規制当局は2016年1月から携帯回線の指紋認証を義務づけており、stcは対象としてプリペイド、ポストペイド、データSIMを挙げています。旅行者はパスポートで登録し、stcの旅行者向けSIMのページには到着後に店舗で開通手続きが必要とあります。近道もひとつあり、2025年5月からはZainのデジタルブランドYaqootで、店舗に行かずにAbsherアプリを使ってSIMやeSIMの本人確認ができるようになりました。
現地SIMが向いているのは、長期滞在の場合やサウジの電話番号が必要な場合です。1〜2週間の旅なら、旅行用eSIMのほうが窓口にも指紋登録にも行かずに済み、日本の番号も銀行の認証コード用にそのまま使えます。
eビザと到着空港
要点: 観光eビザはハッジ期以外のウムラに対応。マッカへの玄関口はふつうジッダです。
多くの国の国民は、サウジアラビアの観光eビザをオンラインで申請できます。有効期間1年の数次ビザで、最長90日間滞在できます。観光、親族訪問、イベント、そしてハッジの時期以外のウムラが対象で、ハッジは含まれません。主な玄関口は次のとおりです。
- リヤド:キング・ハーリド国際空港(RUH)。首都とディルイーヤへ。
- ジッダ:キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(JED)。マッカへの一般的な玄関口で、マッカとマディーナを結ぶハラメイン高速鉄道の駅もあります。
- マディーナ:プリンス・ムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(MED)。
- アルウラ:アルウラ国際空港(ULH)。ヘグラや砂漠の見どころに最も近い空港です。
- ダンマーム:キング・ファハド国際空港(DMM)。東部州へ。
必要なデータ量の目安
要点: 長い移動距離と毎日のビデオ通話で、サウジ旅行はデータを多めに使います。
サウジアラビアの旅は、ほかの国よりデータを使いがちです。移動距離が長いので地図や配車アプリに頼る場面が多く、巡礼者はマッカやマディーナから家族とビデオ通話をします。CSTが集計したハッジ期間の平均が1日1.4GBに達したのもそのためです。1週間のおおよその目安は次のとおりです。
| 旅のスタイル | 1週間のデータ量 |
|---|---|
| ライト:地図、メッセージ、夜はホテルのWi-Fi | 2〜3GB |
| 標準:上記に加えて写真、SNS、配車アプリ | 4〜6GB |
| 毎日家族とビデオ通話をするウムラ | 10GBまたは無制限 |
| ヘビー:動画視聴やノートPCへのテザリング | 10GB以上 |
スマホは財布の代わりにもなります。中央銀行によると、2025年は個人の小売決済の85%が電子決済で、mada(マダ)カードはApple Payに対応しています。タッチ決済自体はほとんどデータを使いませんが、銀行アプリが開かずにレジで立ち往生することもあるので、データ残量をゼロにしないようにしましょう。
どのサウジアラビアプランを選ぶか
要点: 観光の1週間なら5GB、毎日ビデオ通話をするウムラなら無制限がおすすめです。
サウジアラビアプランはどれも30日間有効で、1、3、5、10、20、30、50GBから選べます。3〜30日間の無制限プランもあり、1日1GBまでは高速、その後は翌日まで低速になります。どのプランもデータ専用です。上の表を自分の旅に当てはめてみてください。
- リヤドやジッダで3連休程度なら、3GBプランで地図、配車、メッセージに足ります。
- リヤド、ジッダ、アルウラをめぐる1週間なら5GBプラン。
- 毎日ビデオ通話をするウムラや2週間の旅なら10GBプラン、または滞在日数分の無制限プラン。
- 1か月の滞在、ノートPCへのテザリング、動画をたくさん見るなら20GBプラン以上。
ひとつ選ぶなら、観光の1週間は5GB、ウムラは無制限がおすすめです。足りなくなってもトップアップは数秒で済みます。
出発前と到着後のチェック
要点: 自宅のWi-Fiでインストールし、Nusukの許可証を確認して、緊急番号911と997を控えておきましょう。
- eSIMは自宅のWi-Fiでインストールしておきましょう。インストールしただけではプランは始まりません。
- 到着したらeSIMをデータ通信用の回線に設定し、eSIMのデータローミングをオンにします。普段のSIMは通話とSMS用にオンのままにして、そちらのデータローミングはオフにしておきましょう。
- 巡礼する人は、自宅のWi-FiがあるうちにNusukにログインして許可証を確認しておきましょう。
- 緊急番号を控えておきましょう。マッカ、マディーナ、リヤド、東部州では911、それ以外の地域では警察999、救急997、民間防衛998です。
旅行者からのよくある質問
ZwitchyのサウジアラビアeSIMはどの回線を使いますか?
stc、Zainと並ぶサウジの3大キャリアのひとつ、Mobilyです。対応エリアでは5G、それ以外では4Gが使えます。Opensignalの2026年2月のレポートでは、Mobilyが信頼性と品質の安定性の部門で受賞しました。eSIMのデータローミングをオンにすれば自動でつながります。
サウジアラビアでWhatsApp通話は使えますか?
当てにしないほうが安心です。メッセージ、写真、ボイスメッセージは使えますが、WhatsAppの通話は2017年に承認された通話アプリのリストから外れ、2025年にもブロックされていると報じられました。FaceTimeは承認されているので、日本への通話はFaceTimeなどの承認済みアプリを使い、初日に試しておきましょう。
ウムラにはどれくらいのデータが必要ですか?
普通の都市観光より多めに見ておきましょう。多くの巡礼者が毎日家族とビデオ通話をするからです。CSTの集計では、2026年のハッジ期間中、マッカと聖地で1人あたり1日平均約1.4GBが使われました。毎日ビデオ通話をするなら、10GBプランか滞在日数分の無制限プランがおすすめです。
聖モスクや預言者のモスクの人混みでもスマホはつながりますか?
つながります。両モスク周辺の回線は大群衆を前提に整備されており、CSTは2026年に聖地全域を4Gと5Gでカバーしたと発表しています。ただし最も混み合う瞬間は速度が落ちることがあるので、Nusukの許可証は事前に開き、グループで待ち合わせ場所を決めておきましょう。
サウジアラビアでSIMを買うのに指紋は必要ですか?
現地SIMなら必要です。2016年から携帯回線には指紋認証が義務づけられており、旅行者はパスポートを使って、たいていはキャリアの店舗で登録します。出発前にインストールする旅行用eSIMなら、この手続きは不要です。
観光eビザでウムラはできますか?
ハッジの時期以外ならできます。観光eビザはウムラが対象でハッジは含まれず、ウムラにはNusukアプリで予約する許可も必要です。ハッジ前後の数週間はウムラの許可が停止され、マッカに入れるのはハッジビザの所持者に限られるので、旅行する年の日程を確認してください。
出典
Zwitchyチームが執筆。2026年10月28日更新。
- Opensignalの2026年2月のレポート · insights.opensignal.com
- ヘグラのナバテア人の墓群 · whc.unesco.org
- 5,200基を超える通信塔 · cst.gov.sa
- マシャーイル地区の5G容量を2倍以上に増強 · ericsson.com
- 2026年のハッジ期間中、マッカと聖地では1人あたり1日平均約1.4GB · cst.gov.sa
- ハッジ・ウムラ省 · haj.gov.sa
- 内務省 · spa.gov.sa
- 4月18日から5月31日まで、ウムラの許可発行が停止され、ハッジビザを持たない人はマッカに入れませんでした · spa.gov.sa
- 2017年9月にインターネット通話の禁止を解除 · arabnews.com
- 2025年にもブロックされたままだと報じられ · thenationalnews.com
- 携帯回線の指紋認証 · cst.gov.sa
- プリペイド、ポストペイド、データSIM · stc.com.sa
- 到着後に店舗で開通手続きが必要 · stc.com.sa
- Absherアプリを使ってSIMやeSIMの本人確認ができる · sa.zain.com
- 観光eビザ · visa.visitsaudi.com
- キング・ハーリド国際空港(RUH) · riyadhairports.com
- キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(JED) · kaia.sa
- ハラメイン高速鉄道 · sar.com.sa
- プリンス・ムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(MED) · tav.aero
- 個人の小売決済の85%が電子決済 · spa.gov.sa
- mada(マダ)カードはApple Payに対応 · mada.com.sa
- マッカ、マディーナ、リヤド、東部州では911 · english.ajel.sa
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